TOP > 感覚表現 > 動き・反応・変化・現象 > 散らばる・飛び散る
岡本かの子 / 金魚撩乱 ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
枯れ葉・葉が散る
散らばる・飛び散る
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......みれば平凡な彼女に力抜けを感じた。どうして自分が、あんな女に全生涯までも影響されるのかと、不思議に感じた。薄暗くなりかけの崖の道を下りかけていると、晩鶯 が鳴き、山吹 がほろほろと散った。復一はまたしてもこどもの時真佐子の浴せた顎の裏の桜の花びらを想い起し、思わずそこへ舌の尖をやった。何であろうと自分は彼女を愛しているのだ。その愛はあまりに惑 って......
単語の意味
ほろほろ
ほろほろ・・・1.涙や葉っぱ、花びらなど、小さなものが次々と静かに零れ落ちるさま。
2.山鳥の泣き声などが断続的に聞こえてくるさま。「山鳥がほろほろと鳴く」
2.山鳥の泣き声などが断続的に聞こえてくるさま。「山鳥がほろほろと鳴く」
ここに意味を表示
枯れ葉・葉が散るの表現・描写・類語(秋のカテゴリ)の一覧 ランダム5
カサコソと枯葉が骸骨 の踊りを鳴らした。
梶井基次郎 / 冬の日
黄色に染まった空から黄金色の枯葉を雨のふるように落していた。
阿部 知二 / 冬の宿 amazon
石だたみの上には鉄屑のようなすずかけの落葉が風に吹きよせられている。
林 芙美子 / 茶色の目「林芙美子全集〈第15巻〉茶色の目 (1952年)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
散らばる・飛び散るの表現・描写・類語(動き・反応・変化・現象のカテゴリ)の一覧 ランダム5
思い思いの場所へ散っていく。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(投げた松明の)火は胸の上で蹴られた花のように飛び散った。
横光利一 / 日輪
このカテゴリを全部見る
「秋」カテゴリからランダム5
踏むたびに、くしゃりと、葉っぱが粉になる音がした。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
「動き・反応・変化・現象」カテゴリからランダム5
やつは吃驚して長い廊下を獅子舞いのように走って逃げた。
林 芙美子 / 山中歌合「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
支えがない。私はぶくぶくと沈んでしまい、浴槽の底へ溺死体のように横たわってしまう。
梶井基次郎 / 冬の蠅
屋上から見ると、紺の軍服が蟻の行列のように隊門から町までつづいている
阿川 弘之 / 雲の墓標 amazon
同じカテゴリの表現一覧
秋 の表現の一覧
動き・反応・変化・現象 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ