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小さな猫目石が薬指で 瞬きしている。
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 ページ位置:80% 作品を確認(amazon)
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光の点滅・またたき
アクセサリー・装具
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前後の文章を含んだ引用
......や?」「来年の四月六日のつもりやねん」 ユキは煙草を吸いながら椅子から立って、店の真ん中のマホガニーの台のところに行き、活けてある胡蝶蘭の花びらに指先で触れた。小さな猫目石が薬指で瞬きしている。「こないだ、おもしろい易者に観てもろたんやでェ。釜ヶ崎のドヤ街で寝起きしてる人やけど、ものすごう当たるいうて、店のコックが連れて来てん」「どんな卦が出たんや?」......
単語の意味
薬指(くすりゆび・やくし)
薬指・・・中指と小指の間の指。語源は、昔、五本の指の中で一番使用頻度が少なく、一番清潔な指とされ、薬を水に溶かすときや塗るとき、舐めるときに使われていたため。また、薬師如来が右の第四指を曲げている事に由来するという説もある。
第四指(だいしし、親指から四番目のため)。無名指(むめいし)。お姉さん指(おねえさんゆび)。薬師指(くすしゆび)。名無し指(ななしゆび)。紅差し指(べにさしゆび)。紅付け指(べにつけゆび)。環指(かんし)。
第四指(だいしし、親指から四番目のため)。無名指(むめいし)。お姉さん指(おねえさんゆび)。薬師指(くすしゆび)。名無し指(ななしゆび)。紅差し指(べにさしゆび)。紅付け指(べにつけゆび)。環指(かんし)。
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光の点滅・またたきの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
心臓の鼓動にあわせるように、そのランプを点滅させつづけていた。
村上 春樹「1973年のピンボール (講談社文庫)」に収録 amazon
てっぺんの赤いライトが心臓の鼓動のように規則正しくゆっくりと点滅していた
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(下) amazon
丁度風で消えようとする蝋燭 の火のやうに光ったり又消えたりぺかぺかしてゐる
宮沢賢治 / ひかりの素足
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アクセサリー・装具の表現・描写・類語(服装・身なりのカテゴリ)の一覧 ランダム5
水晶の念珠が真ん中から二つに切れ、珠が霰(あられ)のように戛然(かつぜん)と四方へ飛び散る
芥川 龍之介 / 邪宗門 (1977年) amazon
彼女たちの身につけた小ぶりではあるけれど高価なアクセサリーは、血を求める吸血鳥よろしく、反射のための微かな光を希求している。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
繊細な下着でも綿の小さなタンクトップでも細い鎖の上品なネックレスでもなんでもいいけれど、何もつけていない体の表面に何かひとつのしるしのようなものがあるのは素敵だし、そういうのはベッドのなかとか薄闇のなかとか体温の延長上なんかで、目にとても注意をさせる。
川上 未映子 / あなたたちの恋愛は瀕死「乳と卵(らん) (文春文庫)」に収録 amazon
(襟飾りは)兵児帯(へこおび)の結び目のよう
夏目 漱石 / 三四郎 amazon
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「光と影」カテゴリからランダム5
顔は陰になって見えない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
頭上と横とを流れるヘッドライトの光は靄のやうだったり稲妻のやうだつたりする。
丸谷 才一 / 初旅「横しぐれ (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
暗闇の牛みたいに、のっそり、人影が動いた。
吉川英治 / 雲霧閻魔帳
「服装・身なり」カテゴリからランダム5
襤褸(ぼろ)っ屑の塊(かたま)り見たいな少女
徳永 直 / 太陽のない街 amazon
(学生服は)深い黒色で、喪服のように彼によく似合っている。
小川洋子 / 冷めない紅茶「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
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