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ライスを、ヒマラヤの高峰のごとく皿の片隅へもりあげ、チキンカレーを、ライスの山腹の草原のごとくにみたす。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:47% 作品を確認(amazon)
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カレー
液体をかける・液体をそそぐ
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前後の文章を含んだ引用
......その中で、もっとも頻繁に通ったのが百軒店の〔ムルギー〕だったのである。 小さな店だが、売りもののカレーライスに独自のものがあり、日ごとに食べても飽きなかった。 ライスを、ヒマラヤの高峰のごとく皿の片隅へもりあげ、チキンカレーを、ライスの山腹の草原のごとくにみたす。 どちらかというと黒い色の、辛いカレーで、香りのよさがたちまちに食欲をそそる。 これが当時、一皿七十円であった。 卵入りが百円。 ほかに、カリーチャワルと称する......
単語の意味
山腹(さんぷく)
草原(そうげん・くさはら)
山腹・・・山の麓(ふもと)と頂上の間の、真ん中らへんの場所。中腹(ちゅうふく)。
草原・・・一面に草が生えている広い野原。
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肉も野菜もすべてカレーソースへ溶かし込んで形をとどめない独自のカレーライスだ。
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
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(麦茶の)容器を傾ける。とぽとぽとぽ、と、その水面を十分に波打たせながら、琥珀色の液体が透明なガラスの中でふくらんでいく。
朝井 リョウ「武道館 (文春文庫)」に収録 amazon
じゃぶじゃぶとソース、ケチャップをかける
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
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沢庵をきざんで飯にまぜ、これを握り飯にしたもの
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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新聞を茶碗の下から、抜こうとする拍子に茶托 に引きかかって、番茶は遠慮なく新聞の上から畳の目へ流れ込む。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
空気を断ち切るような金属音
梅崎 春生 / 桜島 amazon
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