TOP > 人物表現 > 動作・仕草・クセ > じっとする・動かないでいる
ギターは、空間の一点にピンで留めて固定されているかのように、微動だにしない。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 ページ位置:97% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
じっとする・動かないでいる
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......ア以来、ギターの編曲としては最も親しまれている第三番が選ばれていた。 演奏が始まると、洋子は、俯き加減で、独り静かに考えごとをしているような蒔野の姿を見つめた。ギターは、空間の一点にピンで留めて固定されているかのように、微動だにしない。昔から、ノイズの少ないことが評価されていたが、会場の音響も手伝ってか、この日の音像は、まろやかさを感じさせつつも細部に至るまで透徹して冴えていた。〈ハイパー・ロ......
ここに意味を表示
じっとする・動かないでいるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
死人のように動かなかった。
横光利一 / 日輪
猫のように、じっと闇に静止していた
吉川英治 / 八寒道中
まるで風景に貼り付いたシールのように、こちらを見ながら動きを止めている。
中村文則 / 教団X amazon
死んだふりをしている虫みたいに身じろぎ一つできなくなって
安部 公房 / 他人の顔 amazon
このカテゴリを全部見る
「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
湧き立つような拍手をうけて
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
ふいっとラムネの玉が咽喉(のど)につかえたように、そして身体中がかたくこわばって
吉屋 信子 / 妻も恋す「女の暦・妻も恋す (1951年) (傑作長編小説全集〈第6〉)」に収録 amazon
顔を 歪めて泣いた。声もたてず涙も流さず、それでも精一杯顔筋をひきしぼって泣いたのである。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
動作・仕草・クセ の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ