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一匹の蠅が自分の顔の周りを鈍い羽音で廻っている。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:58% 作品を確認(amazon)
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蚊・ハエ
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前後の文章を含んだ引用
......中で地面に黒い染みがはっきり残っていた。片眼の男の死体から流れた血である。 さっきと同じように、蟬が乾いた音をたて鳴きつづけている。風はない。さっきと同じように一匹の蠅が自分の顔の周りを鈍い羽音で廻っている。外界は少しも違っていなかった。一人の人間が死んだというのに何も変らなかった。司祭は格子を握りしめたまま、動転していた。 彼が混乱しているのは突然起った事件のこと......
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蠅・蝿(はえ)
蠅・蝿・・・ハエ目ハエ亜目ハエ下目に属する昆虫の総称。羽は二枚で触角は太くて短い。食べ物などにたかり、伝染病を媒介する。長い口先を使って液体などを舐める。幼虫はいわゆる「うじ」。不快なもの、五月蝿(うるさ)いものの代名詞にも使われる。
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そのとき、耳元で 藪蚊 の羽音がした。
翔田 寛「真犯人 (小学館文庫)」に収録 amazon
酸っぱいような蚊の唸り声
徳田 秋声 / あらくれ amazon
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蟬 が病室のむこうで息ぐるしい程、鳴いていました。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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