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(いびきのようなうめき声)鼾がまた聞えはじめた。まるでそれは風車が風で廻っているようだ。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:79% 作品を確認(amazon)
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うなる・うめく
イビキ・寝息
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前後の文章を含んだ引用
......」と通辞は自信ありげに言った。まるで、ペトロにむかってあの人が言われたように。「今夜、鶏鳴く前に、汝三度我を否まん」黎明はまだ遠く鶏は鳴く時刻ではない。 おや、鼾がまた聞えはじめた。まるでそれは風車が風で廻っているようだ。尿でぬれた床に尻をおろし、司祭は馬鹿のように嗤った。人間とは何とふしぎなものだろう。あの高く低く唸っている愚鈍な鼾、無知な者は死の恐怖を感じない。ああして豚のよ......
単語の意味
鼾(いびき)
鼾・・・寝ているときに呼吸とともに鼻や口から出る、うるさい音。
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唇は開いたまま、時々樋(とい)に水の溜るようないびきをあげている。
林 芙美子 / 浮雲 amazon
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口角に泡 をためて、こう叫んだ。
芥川龍之介 / 偸盗
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明日の体力のゲージを貯めるために彼は眠る。
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
浴槽の底へ溺死体のように横たわって
梶井基次郎 / 冬の蠅
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