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氷をいっぱいにつめ込んだ水枕は、耳の下でキシキシと音を立てている。  氷山の角と角がぶつかり合いきしみ合っている。互いにゆずらず争っている。
向田邦子 / 耳「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 ページ位置:87% 作品を確認(amazon)
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......ら、それでも子供の手前、「お父さん、風邪だけじゃなくて、血圧も高いんじゃないんですか」 ことばは夫をかばいながら、薄気味悪そうに楠の目の色をのぞき込んでいた。 氷をいっぱいにつめ込んだ水枕は、耳の下でキシキシと音を立てている。 氷山の角と角がぶつかり合いきしみ合っている。互いにゆずらず争っている。 さっきの生あたたかいゴムの匂いは消えてしまい、あるのは、刺すような耳朶のしびれだけである。 父も母も大分前に見送っている。 あの日のマッチの炎について、たずね......
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日向ひなた臭い水枕のゴムの匂い
向田邦子 / 耳「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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純の腕の中にリエは濡れた雑巾のようにぐったりしていた。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 amazon
なにかふかいどうにもならぬ疲れをおぼえた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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