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(やんま)翡翠ひすい の大きな眼、黒と黄の段だら染め、細くひきしまった腰から尾への強い線、──みんな美しい。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:81% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......、よく前を大きな蜻蜓が十間程の所を往ったり来たりした。両方に強く翅を張って地上三尺ばかりの高さを真直ぐに飛ぶ。そして或る所で向きを変えると又真直ぐに帰って来る。翡翠の大きな眼、黒と黄の段だら染め、細くひきしまった腰から尾への強い線、──みんな美しい。殊にそのいかにもしっかりした動作が謙作にはよく思われた。彼は人間の小人、──例えば水谷のような人間の動作とこれと較べ、どれだけかこの小さな蜻蜓の方が上等か知れな......
単語の意味
翡翠・川蝉(かわせみ・ひすい・しょうびん)
腰(こし)
翡翠・川蝉・・・「翡翠」の読み「かわせみ」「ひすい」「しょうびん」
「川蝉」の読み「かわせみ」

1.(「「かわせみ」「ひすい」「しょうびん」」と読んで)
カワセミ科の鳥。スズメより少し大きい鳥。背中・尾は美しい瑠璃色。尾は短く、嘴(くちばし)は鋭く長く、足は赤い。川辺に住み、魚をとって食べる。見た目の美しさから「空飛ぶ宝石」「水辺の青い宝石」という異名を持つ。
2.(「ひすい」と読んで)鳥のカワセミの別名。また、カワセミの羽の色に似た、深緑の半透明な宝石(ジェードの和名)。宝石の「ひすい」は、「ジェダイト(硬玉)」と「ネフライト(軟玉)」の2種類に分類できる。両者はまったく別の鉱物だが、見た目で区別がしにくいので、どちらも「翡翠」と呼ばれる。
・・・1.胴体の下の方の部分で、上体と下肢(かし)をつなぐ部分。座る姿勢をとったとき、骨盤あたりの折り曲がる部分を漠然という。ウエスト。
2.衣服やはかまの腰にあたる部分。
3.あらゆる物の、腰に相当する部分。中ほどより少し下の部分。
4.紙や布などの、しなやかで破れにくい性質。
5.餅(もち)や粉などの、粘りや弾力。
6.刀や袴など、腰につけるものを数えるときの単位。「刀ひと腰」「袴ひと腰」
7.何かをする際の姿勢や構え。「及び腰」「けんか腰」など。
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夕空に舞い狂う赤とんぼの色。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon関連カテ赤色(赤い)トンボ
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