空は眼の中を染めるほど青く、キラキラと晴れ渡り
阿刀田 高 / 縄 ──編集者への手紙──「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:72% 作品を確認(amazon)
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空・青空
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前後の文章を含んだ引用
......かっただろうか、暗闇の中で一心にそんなことを思いめぐらしました。それでも窓が明るくなる頃には眠ったようです。次に眼を醒ましたときには時計は朝の九時を廻り、山陰の空は眼の中を染めるほど青く、キラキラと晴れ渡り、昨夜のことがなにもかも夢の中の出来事のように感じられました。これは本当です。私が手早く身仕度を整え、ホテルを出たのは言うまでもありません。 その日一日中、列車......
単語の意味
晴れ渡る(はれわたる)
晴れ渡る・・・空一面がくまなく晴れる。空がすっかり晴れる。晴れ上がる。
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(雲一つない青空)寝転んで空をあおいだ並作は、そのあまりの蒼さに目がくらんだ。見上げる空には底がなかった。なんとか底を覗き見れないものかと目を凝らしてみた。一瞬、蒼い空の奥になにかうっすらと白い、空の島のようなものを見たと思ったが、それもすぐに消えてしまった。
阿刀田 高 / 蒼空「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
紺碧に晴れた空は湖水のように澄みきって
尾崎 士郎 / 人生劇場 青春篇 amazon
空を仰ぐと、遥か高いところで豆粒ぐらいのダイヤモンドのようなものが白くチカチカ輝いていて、眩しくてとても目を開けていられない
三浦哲郎 / ユタとふしぎな仲間たち amazon
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