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(悲しみの席で食べた寿司)心とはうらはらに、 頬 のとろけるような寿司の 旨 さが悲しかった。
浅田次郎 / 角筈にて「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:22% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......供の好きそうなものを勝手に注文した。日ごろの様子とはちがうやさしさだった。 泣いてすがれば、父の決心は揺らぐかも知れないと思った。だが、少年にも矜持はあった。 心とはうらはらに、頬のとろけるような寿司の旨さが悲しかった。「恭ちゃん、おまえ勉強だけはちゃんとしなけりゃだめだぞ」 と、ビールを飲みながら父は、とうとう言い置くようなことを口にした。「おとうさんは勉強ができなかったから......
単語の意味
蕩ける・盪ける(とろける)
頬(ほお・ほほ)
蕩ける・盪ける・・・1.固体がとけて液体になる。軟らかくなる。
2.心が和む。心の締まりがなくなる。
2.心が和む。心の締まりがなくなる。
頬・・・顔の一部。顔の両脇で、口の真横にあるやわらかい部分。ほっぺ。ほっぺた。
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身体を冷たい瓶のなかに塩漬けにされたような悲しい気持ち
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
少し遠くにあるその静かな声は、ケーブルを抜けて夜を駆けてくる。私は目を閉じて、なつかしい雄一の声の響きを聞いていた。それは淋しい波音のように聞こえた。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
隣室の母から夜が明けた様だよと声を掛けられるまで、少しも止まず涙が出た。
伊藤左千夫 / 野菊の墓
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いくらでも手がでた。
石井 好子「東京の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)」に収録 amazon
両眼をほそめて、ぺろりと食べてしまう。
池波 正太郎「食卓の情景 (新潮文庫)」に収録 amazon
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