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何でだっけ……と思った。思い出すのに少し時間がかかることがあった。ちょうどフロッピーからデーターを呼び出すときみたいに。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:40% 作品を確認(amazon)
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忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
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前後の文章を含んだ引用
......。陽があたって光に満ち、まるで真昼の海辺のように乾いていた。 冷蔵庫から朝食を出し、ソファーに坐ってもそもそ食べた。 そして、自分が二日酔いなのに気がついた。 何でだっけ……と思った。思い出すのに少し時間がかかることがあった。ちょうどフロッピーからデーターを呼び出すときみたいに。 そして思い出した。 昨日は栄子と朝まで飲んだんだ。 昨夜、私がほとんど毎日アルバイトをしている骨董屋みたいな小汚なくかつかっこいいバーに、私の友達の中では一番......
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思い起こす・記憶をたどるの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
映画のハッピーエンドのように、その光景は静かにフェイドアウトしていく。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 2 amazon
記憶が眠る山を鶴嘴(つるはし)で必死に削り、中から重要な情報を掘り出そうと試みる。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
(回想録を書く)愛した、という強烈な記憶だけが絡まり合い、ほつれ合って、丸まった毛糸玉のようになってしまっているのを丹念にほどいていく
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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僕にはその女を思いだすことができなかった。まるでキリコの絵の中の情景のように、女の影だけが路上を横切って長くのびていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
治郎吉との話をけろりと、忘れッ放して
吉川英治 / 治郎吉格子
私は出来るだけ過去に類似の情況を探してみたが、無駄であった。それは記憶の外側の、紙一重のところまで来ていながら、不明の原因によって、中に入り得ないようであった
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 amazon
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特殊なかたちをした記憶の壺の底を探るように、指先でテーブルを丸く撫でた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
事件の輪郭は徐々に崩れて来て、ぼんやりし、あいまいになり、風化し、解体した
三島由紀夫 / 真夏の死 amazon
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