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大きい束髪に風を入れていた。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:48% 作品を確認(青空文庫)
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はためく・翻る
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前後の文章を含んだ引用
......さんと私、バラックの女給部屋には、重い潮風が窓から吹きこんでくる。 「ね、東京にかえりたくなったわ。」  お君さんは子供の事を思い出したのか、手拭で顔をふきながら、大きい束髪に風を入れていた。――ここのマダム・ロアは、独逸ドイツ人で、御亭主は東京に独逸ビールのオフィスを持っている人だった。何時いつも土曜日には帰って来るのだそうである。一度チラとやせた背の高い姿......
単語の意味
束髪(そくはつ)
束髪・・・1.頭の後方で束(たば)ねて結うこと。また、その髪。
2.明治時代以後、昭和初期まで流行した、婦人の洋髪のひとつ。明治の文明開化の波による欧風化のあらわれとして新時代を象徴。従来の日本髪に比べて軽く手数もかからないため広く普及した。水油を使って、形も比較的自由で、西洋上げ巻・マーガレット・ひさし髪・耳かくし・二百三高地など種々の形と名称が生まれた。
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旗のように 藍色 の布が風になびいている。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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