蛆(うじ)が湧いたような掘立小屋
伊藤 永之介 / 鶯 (1956年) 作品を確認(amazon)
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小屋(こや)
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単語の意味
蛆(うじ)
蛆・・・ハエやハチなどの幼虫。円筒形で足がなく、白っぽい虫。蛆虫(うじむし)。
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小屋(こや)の表現・描写・類語(家・建物のカテゴリ)の一覧 ランダム5
岡本かの子 / 河明り
アンペラ張りの店
林芙美子 / 新版 放浪記
あやしげな葭簀(よしず)張りの、からの小屋が立ち残っているだけで、それが馬のいない厩舎の列のようであった。
石川 淳 / 焼跡のイエス (1949年) amazon
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夜の茅葺(かやぶ)き屋根の威嚇するような重さ
三島 由紀夫 / 潮騒 amazon
戦前の品川へ、二度ほど足を運んだことがあるが、貸座敷(遊女屋)、料理屋、茶屋などが軒を連ね、江戸時代の繁昌ぶりが、まだ名残りをとどめていた。 大正の大震災にも、昭和の戦災にも品川は焼け残ったので、十数年前に久しぶりで、ゆっくりと品川を歩いたときも、大きな宿場町の微かな匂いが、裏道にただよっていた
池波 正太郎「むかしの味 (新潮文庫)」に収録 amazon
食堂を出て動坂 の講談社に行く。おんぼろぼろの板塀 のなかにひしめく人の群をみていると、妙にはいりそびれてしまう。講談社と云うところはのみの巣のようだと思う。文明も何もない。只、汚ないぼろぼろの長い板塀にかこまれている。
林芙美子 / 新版 放浪記
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