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なまぬるい草いきれのこもった風が吹く。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:97% 作品を確認(青空文庫)
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......響々の鳴りをひそめる。 (八月×日)  高架線の下をくぐる。響々と汽車が北へ走ってゆく。  息せき切って、あの汽車は何処へ行くのかしら、もう、私は厭だ。何もかも厭だ。なまぬるい草いきれのこもった風が吹く。お母さんが腹が痛くなったと云う。堤に登って、しばらくやすみなさいと云ってみる。征露丸を飲みたいと云うけれど、大宮の町には遠い。  じりじりと陽が照る。  よくもこんなに......
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草熱れ(くさいきれ)
草いきれ(くさいきれ)
草熱れ・・・夏の強い日差しによって、草の茂みがむっとした熱気を出すこと。また、その熱気。
草いきれ・・・夏の強い日差しを受けて、草の茂みから立ち上る、ムッとする熱気。
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