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耳から少しでも意識をそらすと消えてしまいそうな、慎ましい音だった。
小川洋子 / ダイヴィング・プール「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:51% 作品を確認(amazon)
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小さな音・不鮮明な音
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前後の文章を含んだ引用
......でも解けそうな気分だった。朝までの時間の長さが信じられなかった。 その時、闇に溶けて広がる静けさの中で、微かに水の音がした。水の粒がぶつかり合う澄んだ音だった。耳から少しでも意識をそらすと消えてしまいそうな、慎ましい音だった。清らかな水のしぶきを思い浮かべながら耳を澄ましていると、余計にわたしの気分も冴えてきた。 わたしはベッドから抜け出して、窓の外を見た。何も動いている物はなかった......
単語の意味
慎ましい(つつましい)
慎ましい・・・態度が控えめ。前へ出ず、遠慮した様子。
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