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開け放たれたシャッターからは、真冬の、肌を刺すような風が吹き込んでいる。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 ページ位置:84% 作品を確認(amazon)
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冷たい風・冬の季節風
隙間風・風が室内に入る
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前後の文章を含んだ引用
......て冬の寒空を見上げた。「どっちが甘っちょろいんだ、バカ野郎……」「ここにいたのかよ、探したんだぞ」 午後七時過ぎ、倉庫の片隅で見つけた真野に、江原は声をかけた。開け放たれたシャッターからは、真冬の、肌を刺すような風が吹き込んでいる。それに吹かれながら、入り口脇に置かれた木製ベンチに、ひとり真野はかけていた。「聞いたぞ。辞めるって本当か、真野」「ああ。まあ、しゃあないだろ、あれだけのことした......
単語の意味
真冬(まふゆ)
真冬・・・冬の真っ最中。冬、一番寒い時期。
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雪催(もよ)いの風は鋭く頬を削った。その針はどんな防寒具でも通すのだから、水夫の仕事着などは、蚊帳(かや)のようであった。
葉山 嘉樹 / 海に生くる人々 amazon
もう夜を呼ぶばかりの凩
梶井基次郎 / 冬の日
花が折れそうなほどの寒風
高橋 三千綱 / 涙 amazon
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自動ドアに少し隙間があるのか、風が集まり、ヒュー、ヒュー、と気味の悪い音を立てている。
吉田修一「悪人」に収録 amazon
秋風にがたつく戸が細目にあいてる間から吹き込んだと見えてランプはいつの間 にか消えている
夏目漱石 / 吾輩は猫である
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海の微風が快活な昆虫のように見えない羽摶(はばた)きを、私の耳もとへ伝えて来たりした。
三島 由紀夫 / 仮面の告白 amazon
風がぐるぐる 渦巻いている寒い通り
宮本 輝「道頓堀川(新潮文庫)」に収録 amazon
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