その酔い方も話にならぬもので、まるでこの男はある決定的な思い出が心の奥にあって、それを忘れるために酒を飲んでいるとしか思われません。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:9% 作品を確認(amazon)
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酒飲み
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......いなら、信ずることにしましょう。 ただ一つ、困ったことは、彼がひどく酒のみなことなのです。一日の仕事のあと、監督からもらう賃金のすべてを酒に使っているようです。その酔い方も話にならぬもので、まるでこの男はある決定的な思い出が心の奥にあって、それを忘れるために酒を飲んでいるとしか思われません。 澳門の夜は砲台を守る兵士たちの長い物哀しい喇叭の音でやってきます。我々の国と同じようにここの修道院でも夕食がすみ、ベネディクシオンが聖堂で行われたあと、司祭も......
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その酔い方も話にならぬもので、まるでこの男はある決定的な思い出が心の奥にあって、それを忘れるために酒を飲んでいるとしか思われません。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
生涯酒を無宿の女房ときめる。
吉川英治 / 無宿人国記
幾ら飲んでも少しも酔漢らしくならなかった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
飲んでも飲んでも崩れない横顔
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
よく飲む男で、いまの乾杯でほとんどジョッキを飲み干し、もうメニューを開いて次の飲み物を選んでいる。
池井戸潤「下町ロケット (小学館文庫)」に収録 amazon
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酸味、甘味、旨味、渋味、香り、その全てが調和した酒を飲むとその後、舌の上に黄金のピラミッド立つように感じる
雁屋哲 / 美味しんぼ探偵局 amazon
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