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湯気が小屋の屋根から太い棒になって、夕方の穏やかな空気の中に白く立っている。それが点々と遠く続く。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:28% 作品を確認(amazon)
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水蒸気・湯気
けむり
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前後の文章を含んだ引用
......坂道にかかる頃から帰り客も段々疎らになって行った。彼は松林の中の坂道を休み休み静かに登って行った。高松からずっと続いている塩浜が段々下の方に見えて来た。塩焼きの湯気が小屋の屋根から太い棒になって、夕方の穏やかな空気の中に白く立っている。それが点々と遠く続く。彼の物憂い沈んだ気分もさすがに慰められた。 彼が上の平地に上った頃は、そこにはもう殆ど人影もなく、折の壊れ、蜜柑の皮、そんなものが落ち散っているばかりだった。絵......
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湯気が日光の中で小さな無数の粒になってモヤモヤと動いている。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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ちらちらと揺れる蝋燭の炎越しにしばらく僕の顔を見ていた。羊男の大きな影がしみのある壁の上で揺れていた。拡大された誇張された影だった。
村上 春樹 / ダンス・ダンス・ダンス(上) amazon
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