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(血痕)ナメクジの歩いた痕のように、トイレまでうっすらと赤い線が延びて
伊坂 幸太郎 / マリアビートル ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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出血・流血
軌跡・足跡・轍
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前後の文章を含んだ引用
......とえば木村の息子や、木村の両親、だ。「よし、行くぞ。ついてこい」檸檬が、首を前方へと傾けた。 檸檬の手際が良かったからか、血はそれほど、床には飛んでいなかった。ナメクジの歩いた痕のように、トイレまでうっすらと赤い線が延びてはいたが、檸檬がウェットティッシュのようなもので拭うと、すぐに消えた。「どうしてもついて行かないと駄目ですか」王子は、自分が怯えて見えるように、しかも不自然では......
単語の意味
蛞蝓(なめくじ)
蛞蝓・・・マイマイ目の有肺類。カタツムリに似ているが、殻が退化し無くなった巻貝。腹面全体の伸縮によりゆっくりと這(は)い進み、這った跡には粘液の筋が残る。湿ったところに住み、塩をかけると体内の水分が出て、溶けたように小さくなる。野菜などの害虫。三すくみの伝承では蛇に勝ち蛙に負ける。
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出血・流血の表現・描写・類語(骨・内臓のカテゴリ)の一覧 ランダム5
緑色の 襦袢 の背中に、あざのような赤い 斑点 が現われ、次第に拡がって行った。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
血が、水面に毛糸を浮かべたように線になって走る
水上 勉 / 雁の寺 amazon
私の傷口は新たに開いて、血がこんこんと湧き出て来た。それは私自身の中にある海だった。海が私の周囲に涯(はて)しもなくひろがり、私はその無限の深みへ、ゆっくりと沈んでいった。
長谷川 四郎 / 鶴 amazon
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「骨・内臓」カテゴリからランダム5
幾ふさの葡萄 を胸につぶしたように、白い肌は、血に塗りつぶされた。
吉川英治 / 野槌の百
血は乾いて、壁土のように、白い皮膚にこびりついていた。
開高 健 / 裸の王様 amazon
破(わ)れ鐘のように鳴っている自分の心臓の鼓動
木山 捷平 / 大陸の細道 amazon
(肝臓)ぬるんとしたこの肉塊
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
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ドアーを壊して、漁夫や、水、火夫が雪崩 れ込んできた。
小林多喜二 / 蟹工船
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