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夢のなかにいるひとの息づかい。
三浦 しをん「神去なあなあ日常 (徳間文庫)」に収録 ページ位置:67% 作品を確認(amazon)
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イビキ・寝息
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前後の文章を含んだ引用
......寝相やろ」 ヨキは笑った。「いつもああなんや」 俺はまた庭のほうに向き直った。俺とヨキはしばらく黙って、夜の神去村の気配を聞いていた。 山の葉擦れ。獣の光る目。夢のなかにいるひとの息づかい。「転校すると、最初はなかなかクラスに溶けこめないもんやろ」 ヨキは煙草の火を濡れ縁でねじ消した。「さあ……、俺は転校したことないんで」「俺だってないわ。この村の......
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人のいい主人の鼾 も平らだ。
林芙美子 / 新版 放浪記
万象に疲れた人のような鼾をかく
夏目 漱石 / 門 amazon
母上は疲れ果てたように、間もなく破れた草笛のような、かすれた小さい寝息を立てて眠った。
大原 富枝 / 婉という女 amazon
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夢野久作 / ドグラ・マグラ
四時間以上寝るのは贅沢 の沙汰だって朝暗いうちから起きてくる
夏目漱石 / 吾輩は猫である
闇を見つめて悶々としているうちに、じりじり時間がたっていく。 夜中の一時近くなって、やっと眠気の尻っ尾をつかんだような気がした。それを慎重にたぐり寄せていく。ドブネズミのようなその長い尾を引いていくと、その先に短い夢があった。灰色の淋しい街の風景のような、一瞬の夢。
中島 らも / 今夜、すベてのバーで amazon
林芙美子 / 新版 放浪記
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