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呼び子をビルルと吹きました。それはすぐ谷の向こうの山へひびいてまたビルルルと低く戻 ってきました。
宮沢賢治 / 風の又三郎 ページ位置:9% 作品を確認(青空文庫)
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こだま・やまびこ・反響する
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前後の文章を含んだ引用
......早うございます。」と言いましたのでみんなもついて、「先生お早うございます。」と言っただけでした。「みなさん。お早う。どなたも元気ですね。では並んで。」先生は呼び子をビルルと吹きました。それはすぐ谷の向こうの山へひびいてまたビルルルと低く戻 ってきました。 すっかりやすみの前のとおりだとみんなが思いながら六年生は一人、五年生は七人、四年生は六人、一二年生は十二人、組ごとに一列に縦にならびました。 二年は八人、......
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笛・管楽器・吹奏楽器の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
ラッパのさきは、朝顔のように口がひらいていた。
庄野 英二 / 星の牧場 amazon
指にかけられた八寒嘯
吉川英治 / 八寒道中
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こだま・やまびこ・反響するの表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
やっと出した声が、誰もいない灰色の道路に反響して、冷えた空気を揺らした。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
私の返事が室 の中で「ウワ――ン」と反響して消え失せた
夢野久作 / ドグラ・マグラ
声と拍手の音がいりまじり、壁や天井にはねかえって、地をゆするようなワァーンという響きがとりつつむ
三田 誠広 / 僕って何 amazon
「君の、名前は?」 その声は、こだまとなって夜の山に響く。虚空に繰り返し問いかけながら、すこしずつ小さくなっていく。 やがて、無音が降りてくる。
新海 誠「小説 君の名は。 (角川文庫)」に収録 amazon
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おそろしく静かだった。風の音さえ広大な林の中に呑み込まれていた。黒いむっくりとした鳥が時折赤い舌を出してあたりの空気を鋭く裂いたが、鳥がどこかに消えてしまうと、沈黙がやわらかなゼリーのようにそのすきまを埋めた。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
江戸川の水を往復する通運丸の牛が吼えるような汽笛も身に沁みて
長塚 節 / 土 amazon
まるで魔法のつえでひとなでされたようなしずけさ
小出 正吾 / ジンタの音「小出正吾児童文学全集 (3)」に収録 amazon
(フェルトでできたピアノの)ハンマーがまるでキタコブシの蕾のように揃って
宮下 奈都「羊と鋼の森 (文春文庫)」に収録 amazon
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