TOP > 風景表現 > 空・中空 > 乾燥した空気・乾いた空間
喉が痛むほど空気が乾燥する。
宮本百合子 / 伸子 ページ位置:23% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
乾燥した空気・乾いた空間
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......冬と春との入れかわる三月だ。天候はむらになって来た。朝ちらちら粉雪が降ったかと思うと、昼頃ぱっと日が照って、夜は濃 やかな霧が市街を包む。次の日は風が強く吹いた。喉が痛むほど空気が乾燥する。――晴れても曇っても、冬が日一日と溶け去るけはいは争われなかった。街路樹の梢は、いつか靱 やかな撓 みを持ち始めた。買物がてら通りを歩いている時など、ふと、高い高い......
ここに意味を表示
乾燥した空気・乾いた空間の表現・描写・類語(空・中空のカテゴリ)の一覧 ランダム5
何もかも乾ききっていて、じわりじわり人の体の水分を吸いとるようだ
井伏鱒二 / 黒い雨 amazon
マッチをすれば燃え出しそうに乾ききった空気
石坂 洋次郎 / 丘は花ざかり amazon
部屋の空気が乾ききっていて息を吸うたびに身体の中のどこかが痛んだ。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「空・中空」カテゴリからランダム5
月が真綿雲の間をゆっくりと歩いていく
石森 延男 / コタンの口笛 第2部 amazon
空の宮殿のように巨大な入道雲
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
同じカテゴリの表現一覧
空・中空 の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ