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(木の根が養分を吸う)毛根の吸いあげる水晶のような液が、静かな行列を作って、維管束のなかを夢のようにあがってゆく
梶井基次郎 / 桜の樹の下には ページ位置:46% 作品を確認(青空文庫)
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根・根っこ
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......は貪婪どんらんたこのように、それを抱きかかえ、いそぎんちゃくの食糸のような毛根をあつめて、その液体を吸っている。  何があんな花弁を作り、何があんなしべを作っているのか、俺は毛根の吸いあげる水晶のような液が、静かな行列を作って、維管束のなかを夢のようにあがってゆくのが見えるようだ。  ――おまえは何をそう苦しそうな顔をしているのだ。美しい透視術じゃないか。俺はいまようやくひとみを据えて桜の花が見られるようになったのだ。昨日、一......
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毛根(もうこん)
水晶・水精(すいしょう)
毛根・・・生えている毛の、皮膚より内側にある部分。地肌の中にある、髪の元となる組織のこと。根元部分のふくらんだ所が栄養を受けとり、細胞分裂が行われて毛が伸びる。
水晶・水精・・・クオーツ(Quartz)の和名。大きく結晶した石英(せきえい[=二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物])のこと。普通は無色透明で、不純物が混ざると色が付く。硬度7。4月の誕生石。
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