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弾丸が砲手の一人の手中を離れて、風を切って飛んで行く
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:62% 作品を確認(青空文庫)
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投げる・飛ばす
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前後の文章を含んだ引用
......て擂粉木の所有者に抛 りつける。ダムダム弾は何で製造したか局外者には分らない。堅い丸い石の団子のようなものを御鄭寧 に皮でくるんで縫い合せたものである。前 申す通りこの弾丸が砲手の一人の手中を離れて、風を切って飛んで行くと、向うに立った一人が例の擂粉木をやっと振り上げて、これを敲 き返す。たまには敲き損 なった弾丸が流れてしまう事もあるが、大概はポカンと大きな音を立てて弾 ね返る。そ......
単語の意味
手中(しゅちゅう)
手中・・・1.手の中。掌中(しょうちゅう)。
2.1が転じて、自分のものとして自由にできる範囲。支配の及ぶ範囲。また、その中にあること。
2.1が転じて、自分のものとして自由にできる範囲。支配の及ぶ範囲。また、その中にあること。
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キャラメルをつぶてのように、三階へ投げてくれる。
林芙美子 / 新版 放浪記
(思い出のピアスを放り捨てる)高台の突端まで歩いていくと、鉄柵の手前で腕を振りかぶり、イルミネーションが一面に明滅しはじめた街の上空にピアスを投げる。十和子の目は小さな流星になって落ちたはずのダイヤを捉えられない。陣治は何も投げなかったか、むしろただ空間に向かって大きく手招きをしただけにしか見えない。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
犬にでもするようにぽいとそれを床の上にほうりなげた。
有島武郎 / 或る女
有島武郎 / 生まれいずる悩み
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一かけの泥のかたまりのやうになってころがる
宮沢賢治 / ひかりの素足
汚れていると福が逃げるというから丁寧にお掃除する。
中島 京子「小さいおうち (文春文庫)」に収録 amazon
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