TOP > 風景表現 > 室内のようす > 障子(しょうじ)・襖(ふすま)
十畳と茶の間との隔ての襖
有島武郎 / 或る女(後編) ページ位置:28% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
障子(しょうじ)・襖(ふすま)
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......り妹たちは来とるんか。寝顔にでもお目にかかっておこうよ。写真――船の中にあったね――で見てもかわいらしい子たちだったが……」 二人 はやおらその部屋を出た。そして十畳と茶の間との隔ての襖 をそっと明けると、二人の姉妹は向かい合って別々の寝床にすやすやと眠っていた。緑色の笠 のかかった、電灯の光は海の底のように部屋の中を思わせた。 「あっちは」 「愛子」......
単語の意味
隔てる(へだてる)
隔てる・・・間に何か置く。間に何か置いて交流や行き来できないようにする。時間的、空間的に間をあける。
ここに意味を表示
障子(しょうじ)・襖(ふすま)の表現・描写・類語(室内のようすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
真黄いろに煤 けた障子
林芙美子 / 新版 放浪記
玄関のしきり障子は引手から下があらめみたいに裂けて
幸田 文 / 流れる amazon
見ると模様を置いた紙がところどころ破れて妙な腸 があからさまに見える。
夏目漱石 / 吾輩は猫である
このカテゴリを全部見る
「室内のようす」カテゴリからランダム5
いくら拭いても、砂が入って来て艶の出ないという白っぽい、かさっとした縁側
宮本百合子 / 明るい海浜
(美術館では)高い天井から差し込む光が足元に十字架のような模様を作っている
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 amazon
寄宿舎のように長い廊下が一本、横に貫いていて
林 芙美子 / 清貧の書 amazon
窓も黒い幕に 遮られているがその隙間からほのかな電気の光がチラついていた。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
室内のようす の表現の一覧
風景表現 大カテゴリ