TOP > 人物表現 > 睡眠・眠る・寝る > 眠っている姿
口をあいて太平の空気を夢中に吐呑 している。
※備考※ 口を開けて寝ている
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:35% 作品を確認(青空文庫)
この表現が分類されたカテゴリ
眠っている姿
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
......。三足目と思う頃揚板 に蹶 いてか、ガタリと夜 に響くような音を立てた。吾輩の背中 の毛が靴刷毛 で逆に擦 すられたような心持がする。しばらくは足音もしない。細君を見ると未 だ口をあいて太平の空気を夢中に吐呑 している。主人は赤い本に拇指 を挟 まれた夢でも見ているのだろう。やがて台所でマチを擦 る音が聞える。陰士でも吾輩ほど夜陰に眼は利 かぬと見える。勝手がわるくて定めし不都合だろう......
ここに意味を表示
眠っている姿の表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
眠ってしまった。片手をソファの外へぶらりと垂らしたまま。
綿矢 りさ / 亜美ちゃんは美人「かわいそうだね? (文春文庫)」に収録 amazon
目の前のあざみさんのすうすう動いているきれいな胸の形や、ほほに落ちるまつげの影
よしもとばなな / まぼろしハワイ「まぼろしハワイ」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
僕はホテルのベッドに横になって受話器を持ったまま天井を眺めていた。海の底に寝転んで魚の影を数えているみたいな気分だった。いったい何匹数えれば数え終ったことになるのか見当もつかなかった。
村上 春樹「羊をめぐる冒険」に収録 amazon
私いまどんな格好をしていると思う? 右膝をたてて、左脚を横に開いてるの。時計の針で言うと十時五分くらい
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
その速さと言ったら睡余のおぼろな知覚では見失ってしまうほど
阿刀田 高 / 縄 ──編集者への手紙──「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
睡眠・眠る・寝る の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ