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その速さと言ったら睡余のおぼろな知覚では見失ってしまうほど
阿刀田 高 / 縄 ──編集者への手紙──「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:89% 作品を確認(amazon)
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うつらうつら(半分眠ったぼんやり状態)
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前後の文章を含んだ引用
......飛ぶように机に近づきました。 私は必死に体を揺り起こして、かすかな気配のほうへ首を向けました。 黒いものが弧を描いて飛翔し、今来た道をスルスルと逃げて行きます。その速さと言ったら睡余のおぼろな知覚では見失ってしまうほどです。 そして、また私が眠り始めるとやって来るのです。さっきから何度あいつの姿を眼の端で捕らえたことか……。 私はこんなことを繰り返しながら貴兄へのお手紙を書き......
単語の意味
朧(おぼろ)
・・・ボーっとしてはっきりしない。不確かなさま。
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うつろに眠い頭で聞いていた。彼女の声がまるで夢の中に響くように感じた。
吉本 ばなな / 満月 キッチン2「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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スイッチをOFFにしたような眠り
吉本ばなな / 白河夜船 amazon
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