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(名前を思い出せない)彼女は苛々した。解けないクロスワードを相手にしているかのように。
山田詠美「新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)」に収録 ページ位置:23% 作品を確認(amazon)
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苛立つ・イライラ
忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
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......感じる。そういえば、その産毛を誉めてくれた男がいたわ。その男の名前を思い出そうとした。そして、もらい慣れた誉め言葉の主を思い出すのは本当に難しいと悟るのだった。彼女は苛々した。解けないクロスワードを相手にしているかのように。 あそことあそこに名前が入れば、誰だか解るのに。彼女は、たまらなくなって電話を引き寄せた。 ティエンは、一番熟睡している時にかかって来る電話を憎んでいた。もちろ......
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私はまだ「お母さん」を思い出せていないことを痛感した。 不安というよりも、何もかもがぼんやりと浮いていた。自分にまつわるすべてがとても遠いことのように思えた。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
(消え入りそうな記憶)もう随分と崩れやすくなってしまっている彼女の記憶
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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その深層心理の詰め将棋の棋士役がボクたちである。
水道橋博士「藝人春秋 (文春文庫)」に収録 amazon
勲は心の何かがうろたえるのを感じていた。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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あの指でさわられた冷たい感触がふたたび右腕の皮膚の上に 蘇って来る。
遠藤 周作「海と毒薬 (角川文庫)」に収録 amazon
照明がほの暗かったような気がするのは、古びた記憶のせいだろう。ブティックの店内が暗いはずはない。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
病気のせいか、脳味噌のほうも半分分厚い半透明のビニールをかぶったようで 焦れったくなる。
向田邦子 / かわうそ「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
思い出がよみがえってきて、湯気のようにしっとりと胸を温める
壷井 栄 / 大根の葉 (1960年) amazon
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