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さすがに春の灯火ともしびは格別である。天真爛漫らんまんながら無風流極まるこの光景のうちに良夜を惜しめとばかりゆかしげに輝やいて見える。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:35% 作品を確認(青空文庫)
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揺れる炎・ともし火 春の夕方・夜
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前後の文章を含んだ引用
......片足をあげて踏反ふんぞり返っている。双方共寝た時の姿勢より九十度はたしかに廻転している。しかもこの不自然なる姿勢を維持しつつ両人とも不平も云わずおとなしく熟睡している。  さすがに春の灯火ともしびは格別である。天真爛漫らんまんながら無風流極まるこの光景のうちに良夜を惜しめとばかりゆかしげに輝やいて見える。もう何時なんじだろうとへやの中を見廻すと四隣はしんとしてただ聞えるものは柱時計と細君のいびきと遠方で下女の歯軋はぎしりをする音のみである。この下女は人から歯軋りをすると云われ......
単語の意味
風流(ふうりゅう)
良夜(りょうや)
爛漫(らんまん)
光景(こうけい)
風流・・・上品な感じ。上品で美しく感じさせるさま。
良夜・・・月が美しく明るい夜。とくに、中秋の名月の夜。秋の季語。
爛漫・・・1.花が咲き乱れるさま。
2.ありのままに輝き現れるさま。ひかり輝くさま。
光景・・・1.目に前に広がる景色。そこに見える景色や物事のありさま。景色。様子。
2.日の光。
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