言葉にしようとすると消えてしまう淡い感動を私は胸にしまう。
吉本 ばなな / キッチン「キッチン (角川文庫)」に収録 ページ位置:94% 作品を確認(amazon)
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感動する
少し感動
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淡い(あわい)・・・味や色や香りなどが薄い。光や形がぼんやりしている。
......ながらラーメンをゆでていた。 ものすごいことのようにも思えるし、なんてことないことのようにも思えた。奇跡のようにも思えるし、あたりまえにも思えた。 なんにせよ、言葉にしようとすると消えてしまう淡い感動を私は胸にしまう。先は長い。くりかえしくりかえしやってくる夜や朝の中では、いつかまたこのひと時も、夢になってゆくかもしれないのだから。「女になるのも大変よね。」 ある夕方、唐突に......
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その感動を、彼女は忘れることができなかった。
宮本百合子 / 伸子
彼の正直がまっすぐ届いて胸につきささった。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
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胸に残るためらいをすべて吐き出すようなため息をついた。
重松 清「流星ワゴン (講談社文庫)」に収録 amazon
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「感」の言葉を含む感動の表現・描写・類語(感動のカテゴリ)の一覧 ランダム5
いかにも感動したようにヒッソリと眼を閉じた。
夢野久作 / ドグラ・マグラ
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博士はルートをほめるのに、労力を惜しまなかった。ほめている間に、どんどん時間だけが過ぎて、宿題が一向にはかどらなくても焦らなかった。ルートがどんなに愚かな袋小路へ入り込んだ時でも、川底の泥から一粒の砂金をすくい上げるように、小さな美点を見出だした。
小川洋子「博士の愛した数式 (新潮文庫)」に収録 amazon
セクハラ上司に耐える新米女性社員みたいに、可憐で憂鬱そうなため息だった。
綿矢 りさ / 勝手にふるえてろ amazon
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