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返事をしないのはこの男の癖である。
夏目漱石 / 吾輩は猫である ページ位置:75% 作品を確認(青空文庫)
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無視する・相手にしない
返事がない・音信不通
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前後の文章を含んだ引用
......だけはたしかである。 襖越 しに細君が声を掛けた。主人は眼がさめているのだか、寝ているのだか、向うむきになったぎり返事もしない。返事をしないのはこの男の癖である。ぜひ何とか口を切らなければならない時はうんと云 う。このうんも容易な事では出てこない。人間も返事がうるさくなるくらい無精 になると、どことなく趣 があるが、こんな人に......
十
「あなた、もう七時ですよ」とここに意味を表示
無視する・相手にしないの表現・描写・類語(怒りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
忘れ去られた黒子のごとく
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
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返事がない・音信不通の表現・描写・類語(言葉を交わすのカテゴリ)の一覧 ランダム5
無視かよ、とそのときは思ったけれど、同時にありがたさも感じた。あのつぶやきには、返事をしないという反応が正解だった。
朝井 リョウ / もういちど生まれる「もういちど生まれる (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
(返事に困る)「ふん」お由はちょっと肩をすぼめて笑ったが、さて返事のしようもないと云う風で、 少時 黙った
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
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「言葉を交わす」カテゴリからランダム5
ミュウはそう言うとぼくに横顔を向けて、窓の外を見た。海を渡ってくる風がひだのあるカーテンを揺らせていた。彼女が夜の闇に目をやると、部屋の静寂がいちだんと深まったような気がした。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
吐き出すような語尾に力を入れて一つ一つ区切るようにはっきりとしゃべるしゃべり方
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
「怒り」カテゴリからランダム5
「安心する」カテゴリからランダム5
自分の言い分に十分な条理があることを信じるように勝ち誇った表情をする
菊池 寛 / 恩讐の彼方に amazon
まるで鳩がパタパタと飛び立つようにすがすがしい
林 芙美子 / 耳輪のついた馬「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
(気持ちを落ち着かせる)肺に新しい空気を送りこみ、目を閉じ、そこにあるとりとめもない暗闇の中でゆっくりと数を数えた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
「性格・態度」カテゴリからランダム5
義務に忠実な振りをしながら、心の中では自分のことばかり考えている利己的な卑怯者
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon
一瞬、彼は視線を羽ばたいている鶏たちにむけてまるでなにも耳に入らなかったようなふりをした。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
電車や汽車の中などで知らない人に無遠慮に話しかけ、甚しきはその人の持ち物の値段を聞いたり、買った店を尋ねたりするような大阪人の心やすさを、東京人は持ち合わせない。
谷崎潤一郎 / 蓼喰う虫 amazon
(明るく振る舞う)つきあっていた時と何も変わらぬ調子で、明るく用件だけを伝えて電話を切ることもあった。まるでもう、すべては解決済みであるかのようだった。
平野 啓一郎「マチネの終わりに (文春文庫)」に収録 amazon
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