しめった唐もろこしの茶色のひげの中から、ぞうげ色の粒々が行列して出て来る。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:72% 作品を確認(青空文庫)
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とうもろこし
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......生きていいのか腹が立って来る。声をたてて泣きたくなる。 八重垣町の八百屋で唐もろこしを二本買って下宿へ帰る。ダットのいきおいで部屋へ行き、唐もろこしの皮をむく。しめった唐もろこしの茶色のひげの中から、ぞうげ色の粒々が行列して出て来る。焼きたいな。こつこつと焼いて醤油をつけて食べたい。 下宿の箱火鉢に紙屑 を燃やして根気よく唐もろこしを焼く。 (九月×日) ははより十円の為替が来る。 ありがたや、......
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とうもろこしは、一本で平均十六列、一列の粒数約三十五粒である。(粒の総数は必ず偶数だそうだ)
東海林 さだお「タコの丸かじり」に収録 amazon
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