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山の向こう側は見渡す限り闇に包まれている。小さな明かりひとつともっていない。目を凝らすとずっと先の方で、別の山の稜線が、月明かりの中に浮かびあがっているのが見える。その先にはもっと深い闇がたまっている。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:80% 作品を確認(amazon)
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暗い・闇 明るさ、暗闇に目が慣れる
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前後の文章を含んだ引用
......い。5分ほどで山頂に出た。ぼくがのぼってきた南側の斜面の下には、海と港と、寝静まった町が見おろせた。数少ない街灯が海沿いの道路をまばらに照らし出している。一方、山の向こう側は見渡す限り闇に包まれている。小さな明かりひとつともっていない。目を凝らすとずっと先の方で、別の山の稜線が、月明かりの中に浮かびあがっているのが見える。その先にはもっと深い闇がたまっている。でも先刻までにぎやかな祭りが行われていた気配はどこにもない。 音楽が本当に聞こえていたのかどうか、今となってはあまり自信がもてなかった。ぼくの耳の奥にはその響き......
単語の意味
稜線(りょうせん)
月明かり(つきあかり)
稜線・・・連なった山を遠くから見たときの、ある山の頂上と隣の山の頂上を結ぶ、一番高い部分の線。尾根(おね)の線。
月明かり・・・月光。月の光。また、月の光で明るいこと。
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縁側だけは、屋内の宵闇から取り残されていた
小川国夫 / 小川国夫作品集〈第2巻〉(里にしあれば) amazon
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明るさ、暗闇に目が慣れるの表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
暗がりに目が慣れて、光と影との均衡がとれた時、
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
暗い光の中にぼんやりしていた。
野間 宏 / 暗い絵「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon関連カテぼんやり見える明るさ、暗闇に目が慣れる
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