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萃(人名)はにこにこしていた。白いショートパンツが闇に浮いていた。白い歯も。
吉本 ばなな「N・P (角川文庫)」に収録 ページ位置:70% 作品を確認(amazon)
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笑顔
暗い・闇
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前後の文章を含んだ引用
......手すりに手をかけて下を見ていたところだった。あんまり驚いて、天地がぐるんとまわった気さえした。「あなたが送れって言うから、そのほうがいいかなって。」 振り向くと萃はにこにこしていた。白いショートパンツが闇に浮いていた。白い歯も。「会って渡せばいいのに。」 私が言うと、「やだ、照れくさい。」 と恥ずかしがった。そして、「酔っぱらっちゃった。」 とうつぶせになって、しばらくはくずれたコンク......
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笑顔の表現・描写・類語(喜びのカテゴリ)の一覧 ランダム5
親しげに笑いかけてきた。真ん丸い目が細くなり、ますます幼い顔になる。
村田 沙耶香「しろいろの街の、その骨の体温の」に収録 amazon
マネキン人形のような笑顔だった。
浅田次郎 / 伽羅「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 amazon
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暗い・闇の表現・描写・類語(光と影のカテゴリ)の一覧 ランダム5
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岡本かの子 / 母子叙情
「喜び」カテゴリからランダム5
(幸せな日々)春が過ぎていく間、麻酔剤の作用で鈍磨した痛覚とでもいうべきものが十和子を包み込んでいたが、それはどことなく淡い幸せに似ていた。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
若年の得意さを隠しきれない輝きを顔に上せて話した
野間 宏 / 崩解感覚「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
「表情・顔に表れた気持ち」カテゴリからランダム5
私を疑うような、自分を冷笑 うような冷ややかな表情をして
有島武郎 / 生まれいずる悩み
今にもお陀仏するような不景気な面
小林多喜二 / 蟹工船
良く言えばクールな、悪く言えば意地悪そうなトーン
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 amazon
何もない所をじっと見つめている猫のように無表情。
綿矢 りさ / 蹴りたい背中 amazon
「笑う・笑み」カテゴリからランダム5
泰子は姿見に向かって頰笑んだ……。 いや、その笑顔が洋介に見えたわけではない。彼の視野には女のうしろ姿しか見えなかったのだから。 しかし、その肩が笑っていた。
阿刀田 高 / 裏側「ナポレオン狂 (講談社文庫)」に収録 amazon
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