TOP > 人物表現 > 睡眠・眠る・寝る > 眠りに落ちる・寝つく
眠りに落ちる・寝つくの表現・描写・類語(睡眠・眠る・寝るのカテゴリ)の一覧 ランダム5
彼にはそれに抵抗しようとする気持は全くなかった、そしてなるがままに溶け込んで行く快感だけが、何の不安もなく感ぜられるのであった。
直哉, 志賀「暗夜行路 (新潮文庫)」に収録 amazon
僕は目を閉じたまま黙って肯いた。 しばらくのあいだあたりには物音ひとつ聞こえなくなった。鳩も ねじまき鳥 もどこかへ消えてしまっていた。風もなく、車の排気音さえ聞こえなかった。そのあいだ僕はずっと電話の女のことを考えていた。 僕は本当にその女のことを知っていたのだろうか? でも僕にはその女を思いだすことができなかった。まるでキリコの絵の中の情景のように、女の影だけが路上を横切って長くのびていた。そしてその実体は僕の意識の領域をはるか遠く離れたところにあった。僕の耳もとでいつまでもベルが鳴りつづけていた。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
いつの間にか眠ってしまう。暖かいふとんの中で、何も思いわずらうことなく。
吉本 ばなな / キムチの夢「とかげ (新潮文庫)」に収録 amazon
このカテゴリを全部見る
「睡眠・眠る・寝る」カテゴリからランダム5
(眠らされている女は)妖術をかけられている娘のようにも思われてくる。
川端 康成 / 眠れる美女 amazon
林芙美子 / 新版 放浪記
上へかけた布団から湯気が立つほどの汗を掻いて
幸田文 / 流れる amazon
同じカテゴリの表現一覧
睡眠・眠る・寝る の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ