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木の実が弾けるように、子供のわたしが目を覚ます。
小川洋子 / 揚羽蝶が壊れる時「完璧な病室 (中公文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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前後の文章を含んだ引用
......めに祈っている。もしその憎しみがわたしを飲み込んだら、彼女の合わせた掌の中に罪がはさまってしまうから。厳格な祈りの形が、わたしを遮っている。神酒の表面が震える。木の実が弾けるように、子供のわたしが目を覚ます。襖の隙間から傾いた背中が見える。そこに早朝の曇った光がまつわりついている。わたしは、さっきまで眠っていたことを忘れてしまう。枕に顔を押しつけ、息をつめて彼女を見......
単語の意味
覚ます・醒ます(さます)
覚ます・醒ます・・・意識をハッキリした状態に戻す。心や気分を正常な状態にする。
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目を開くの表現・描写・類語(まぶた・まつ毛のカテゴリ)の一覧 ランダム5
珠を包んだような深い瞼(まぶた)がわれて
円地 文子 / 女坂 amazon
眉毛 が少しあがり上下のまぶたがゆっくりと離れる。
又吉直樹「劇場(新潮文庫)」に収録 amazon
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覚醒する・目を覚ます・正気に戻るの表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
意識は冷えた陶器にも似て覚醒していた。
村上 春樹 / 回転木馬のデッド・ヒート amazon
時間がどこかで跳躍したみたいに、意識が覚醒したときには何もかもが既に起こってしまっていた。前置きもなく、状況はそっくり次の段階に移っていた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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閉じた瞼が月の光に青白く照らされて、大きい花びらのように見える
円地文子 / なまみこ物語 amazon
煙るような長い睫(まつげ)の間から瞳を凝らして
岡本 かの子 / 食魔 amazon
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色素の薄くなった空色の瞳は黄ろい白眼に流れ散ってその上に幾条も糸蚯蚓 のような血管が浮き出ている。
岡本かの子 / 巴里祭
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