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抱き上げられたわたしは、ふいに宙に浮かされたような、心もとない感覚を味わいながら、思わず彼の首にしがみついた。
小池真理子「愛するということ (幻冬舎文庫)」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
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抱きかかえる
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前後の文章を含んだ引用
......力を失いつつある、酒飲みの頭脳労働者によくある肉体の持ち主にすぎない、とわたしは思いこんでいた。 だが彼は、軽々とわたしを抱き上げた。逡巡する隙も与えなかった。抱き上げられたわたしは、ふいに宙に浮かされたような、心もとない感覚を味わいながら、思わず彼の首にしがみついた。 彼はそんなわたしの唇にキスをし、ウサギみたいだ、と言った。「ふわふわしていて、思っていたよりもずっと軽い」 書斎の隣が寝室になっていた。彼は器用にドアを開け、......
単語の意味
味わい(あじわい)
心許ない(こころもとない)
浮かされる(うかされる)
首・頸・頚(くび)
味わい・・・1.食べ物の味。味の調子。風味。
2.趣。しっとりと落ち着いて、心惹かれる感じや雰囲気。
心許ない・・・頼りにならなそうで不安。心配。
浮かされる・・・1.高熱などで意識がボーっとなる。
2.ある物に強く心をひきつけられて、そわそわする。「韓流ブームに浮かされる」
首・頸・頚・・・1.頭と胴体をつなぐ細い部分。頸部(けいぶ)。また、「頭」そのものを指す場合もある。
2.1に似た役割を果たす部分や似た格好の部分。衣服の襟(首にあたる部分)。「びんの首」「セーターの首」など。
3.免職や解雇することをあらわす。首を切るという意味から。
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私はただ吐いていた。空の胃から黄色い液だけが出た。
大岡 昇平「野火(新潮文庫)」に収録 amazon
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