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銃声は海面を渡り、岬に反射して、長く余韻を引いて、消えて行った。
昇平, 大岡「野火(のび) (新潮文庫)」に収録 ページ位置:43% 作品を確認(amazon)
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銃声・発砲
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前後の文章を含んだ引用
......照された砂の上を、私の覘いを避けるためであろう、S字を描いて駈けていた。舟を押し出し、飛び乗って、忙がしく漕いで行った。私は砂に折り敷き、いい加減に発射した。 銃声は海面を渡り、岬に反射して、長く余韻を引いて、消えて行った。男は一層慌しく櫂を動かした。私は笑って、引き返した。 女の体は既に屍体の外観を現わし始めていた。息が沼から上る瓦斯のように、ぶつぶつ口から洩れていた。私は耳を近......
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余韻・余韵(よいん)
余韻・余韵・・・1.余(あま)った韻(いん[=似たような響き])。余った音。鐘をついた後などにある、音が鳴り終わった後にも残っている響き。「韻」と「韵」はどちらも訓読みで「ひび(き)」と読め、「音」を意味する字。「余音」とも書く。余響(よきょう)。
2.1が転じて、事が終わったあとも残る風情や味わい。また、詩文などで言葉で直接あらわされていない趣(おもむき)。余情(よじょう)。
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女の小きざみな軽い下駄の音
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武士道にとって刀は魂と武勇の象徴であった。
新渡戸稲造 訳:岬龍一郎「いま、拠って立つべき“日本の精神” 武士道 (PHP文庫)」に収録 amazon関連カテ刃物(ナイフ・剣・刀)武士道
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