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空気がいやにかすんでいた。まるでどこかからたき火の煙がまぎれこんでいるみたいにね。ぼんやりと白く濁っているんだ。だから遠くの方はよく見えない。でもじっと目をこらしていると、空気は少しずつ透明になっていった。本当に透明になっていったのか、あるいはその不透明さに僕の目が慣れてきたのか、そのどちらなのかは僕にはわからない。
村上春樹 / 双子と沈んだ大陸「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 ページ位置:76% 作品を確認(amazon)
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ぼんやり見える
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前後の文章を含んだ引用
......たけれど、体つきや身のこなしを見ていると若い男であるらしいことはわかった。やせて背が高い。そこにいるのはその男一人きりだった。他には誰もいなかった」「夢の中では空気がいやにかすんでいた。まるでどこかからたき火の煙がまぎれこんでいるみたいにね。ぼんやりと白く濁っているんだ。だから遠くの方はよく見えない。でもじっと目をこらしていると、空気は少しずつ透明になっていった。本当に透明になっていったのか、あるいはその不透明さに僕の目が慣れてきたのか、そのどちらなのかは僕にはわからない。でもとにかくそのおかげで僕は部屋の隅々を前よりはっきりと見わたせるようになった。若い男はまるでロボットか何かみたいにまったく同じ動作でレンガをひとつひとつ積みあ......
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