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キハ12形は余命を嘆くように、老いた笛を山々に こだま させた。
浅田次郎 / 鉄道員(ぽっぽや)「鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫)」に収録 ページ位置:12% 作品を確認(amazon)
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クラクション・警笛
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......の物まねだべさ」 やがて、凍えた川の遥かな先に、ボタ山の影をくろぐろと背負った幌舞の灯が見えた。「警笛鳴らせ。五分遅れだっけが、乙松さんホームで待っとるべや」 キハ12形は余命を嘆くように、老いた笛を山々に谺させた。 トンネルの円い出口の中にすっぽりと、幌舞の駅が現れる。採炭場の廃屋と化物のようなコンベアの影を背にした、まっしろな終着駅だ。 機関士と仙次は、腕木式の信号機を......
単語の意味
嘆く・慟く・歎く(なげく)
木霊・谺(こだま)
嘆く・慟く・歎く・・・1.悲しみやの怒りの気持ちを強くあらわす。ひどく悲しむ。悲しんで泣く。
2.満たされない思いにため息をつく。嘆息(たんそく)する。
3.世の風潮などに心を痛めて憤る。慨嘆(がいたん)する。
4.心から切に願う。願う。強く望む。躍起(やっき)になる。
木霊・谺・・・1.木に宿る霊。木の精霊。
2.(1が応えるものと考えられて)音や声が山や谷などの側面ぶつかって跳ね返ってきて聞こえる現象。山彦(やまびこ)。
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