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(ゆっくりと目覚める)音楽の音で目がさめた。それほど大きな音ではない。聞こえるか聞こえないか、そんな遠い音楽の響きだ。しかしその響きは顔のない水夫が夜の海に沈んだ 碇 をゆっくりとたぐりよせるように、徐々に、しかし確実にぼくを覚醒させた。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 ページ位置:78% 作品を確認(amazon)
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......二人がいるみたいに鮮やかに再現された。そこに収められた曲のどれかがおそらくは『すみれ』なのだろう。ぼくは椅子に身を沈め、目を閉じ、すみれとその音楽を共有した。 音楽の音で目がさめた。それほど大きな音ではない。聞こえるか聞こえないか、そんな遠い音楽の響きだ。しかしその響きは顔のない水夫が夜の海に沈んだ碇をゆっくりとたぐりよせるように、徐々に、しかし確実にぼくを覚醒させた。ぼくはベッドの上に身を起こし、開いた窓に顔を寄せて耳を澄ませた。間違いなく音楽だ。枕もとの腕時計の針は一時過ぎを指していた。いったい誰がこんな時刻に大きな音で音......
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