TOP > 人物表現 > 記憶 > 思い起こす・記憶をたどる
TOP > 人物表現 > 記憶 > 忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
(思い出を忘れる)私たちのあいだを横切り、そうしていつか忘れられてしまった。それはちょうど定山渓の奥から豊平川の水に乗って来た一枚のもみじ葉がしばらく淵にただようていて、やがてまたいつとはなしに流れ去ったようなものであった。
森田 たま / もめん随筆〈続〉 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
思い起こす・記憶をたどる
忘れる・思い出せない・曖昧な記憶
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
no data
単語の意味
淵・潭(ふち)
暫く・姑く・須臾(しばらく)
淵・潭・・・1.川などで、底がよどんでいる場所。潭(たん)。 ⇔ 瀬。
2.苦しい境遇。苦境。「悲しみの淵に沈む」
2.苦しい境遇。苦境。「悲しみの淵に沈む」
暫く・姑く・須臾・・・1.長いと感じるほどではないが、すぐともいえないほどの時間。ちょっとの間。一時的。
2.ちょっと待った!
2.ちょっと待った!
ここに意味を表示
思い起こす・記憶をたどるの表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
有島武郎 / 生まれいずる悩み
(二日酔の朝)昨夜起こったことを順番にひとつひとつ思い出してみた。どれもガラス板を二、三枚あいだにはさんだみたいに奇妙によそよそしく非現実的に感じられたが
村上 春樹 / ノルウェイの森 上 amazon
今まですっかり忘れていた小さな出来事が、昨日のことのように鮮明な絵で蘇る
連城 三紀彦 / 棚の隅 amazon
このカテゴリを全部見る
忘れる・思い出せない・曖昧な記憶の表現・描写・類語(記憶のカテゴリ)の一覧 ランダム5
結局何を考えていたかを思い出せず消化不良になる
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
幻灯のなかの光景のようにぼんやりした記憶
辻井 喬 / 暗夜遍歴 amazon
焼き捨てたように古藤の事なんぞは忘れてしまって
有島武郎 / 或る女
このカテゴリを全部見る
「記憶」カテゴリからランダム5
その「そうかしら」という彼女のいくらか語尾をはね上げて発音する声が、いまも、はっきりと彼の耳の中深くで甦った。「そうかしら」それは彼の耳の中の空気を、十年前と同じやわらかい振幅でふるわせるようである。
野間 宏 / 残像「暗い絵・顔の中の赤い月 (講談社文芸文庫)」に収録 amazon
同じカテゴリの表現一覧
記憶 の表現の一覧
人物表現 大カテゴリ