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眼下の部落を見おろしました。褐色の一握りの土塊のように 藁屋根 と藁屋根との集まった部落。泥と木とでねりあわせた小屋。
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 ページ位置:31% 作品を確認(amazon)
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粗末な建物
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......できます。ようやく明けはじめた空に向うの山々が鋭い剣のような姿をみせ、今日も白い濁った雲には烏の群れが嗄れた声をあげて舞っています。 丘の頂に来た時、足をとめ、眼下の部落を見おろしました。褐色の一握りの土塊のように藁屋根と藁屋根との集まった部落。泥と木とでねりあわせた小屋。道にも黒い浜辺にも人影はない。一本の木に靠れ、私は谷あいにたちこめる乳色の靄を眺めます。朝の海だけが綺麗でした。海は幾つかの小さな島をその沖あいに点在させて、う......
単語の意味
眼下(がんか)
褐色(かっしょく)
土塊(つちくれ)
勝色・褐色・搗色(かちいろ)
眼下・・・見下ろした辺り一面。
褐色・・・黒色を帯びた茶色。
土塊・・・土のかたまり。
勝色・褐色・搗色・・・1.真っ黒に近い、濃い藍色。深藍色。「勝色」として縁起がいいとされ、鎌倉時代の武士に愛好された色。
2.襲(かさね[=平安時代の衣服])の色目(いろめ)の名前。表裏ともに萌葱(もえぎ)色。
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灰褐色の 塵芥じんかい のような 支那 人たちの家
遠藤周作「沈黙(新潮文庫)」に収録 amazon
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