母に、尊敬の念をおぼえた。あっぱれ、と思った。
吉本 ばなな「アムリタ〈上〉 (新潮文庫)」に収録 ページ位置:60% 作品を確認(amazon)
この表現が分類されたカテゴリ
尊敬する
しおりに登録する
前後の文章を含んだ引用
...... そして、夕食時も部屋から出てこない弟のもとを、母は訪ねて行ってずっと慰めていた。彼は泣いて止めるばかりで、痛々しい状態だったが、それでも旅行をやめようとしない母に、尊敬の念をおぼえた。あっぱれ、と思った。 それはたとえはたから見てただの旅行で、命をかけるほどのことじゃないとしても、母にとって、この事件は人生哲学の琴線に触れる何かなのだろう。そのことはよくわかった......
ここに意味を表示
「尊敬する」の表現・描写・類語(好きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
子供が世話になってる人というと、何だか急所を掴 まえられているようで、一目置いちまう。
岡本かの子 / 母子叙情
このカテゴリを全部見る
「好き」カテゴリからランダム5
その人のかたわらにでもいるように恍惚 とした顔つき
有島武郎 / 或る女
好奇心でいっぱいになった少年のような表情で質問する
五木 寛之 / ワルシャワの燕たち amazon
心を、かゆがらせる。
太宰治 / 人間失格
感情表現 大カテゴリ