右半身に軽い 麻痺 が残った。 杖 にすがればどうにか歩けるが、右手はまだ 箸 が 覚 束 なかった。
向田邦子 / かわうそ「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 ページ位置:19% 作品を確認(amazon)
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痺れる・麻痺する
脳卒中
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前後の文章を含んだ引用
......らひと月になるが、地虫は宅次の頭の、ちょうど首のうしろあたりで、じじ、じじ、と思い出したように鳴いていた。 意識が薄れたのは、ほんの一時間ほどだったが、それでも右半身に軽い麻痺が残った。杖にすがればどうにか歩けるが、右手はまだ箸が覚束なかった。 厚子が鼻唄を歌っている。 宅次が倒れてから、厚子はよく鼻唄を歌うようになった。病気は大したことないのよ。そのうち、きっとよくなるわよ。あたし、決して悲観なんか......
単語の意味
右手(みぎて)
右手・・・1.右の手。 ⇔ 左手(ひだりて)。
2.右の方向。右側。
2.右の方向。右側。
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足を組んで腰かけていたため左足が少し痺れていてその部分の血液がサイダーのように泡立っている。
筒井 康隆 / 夢の木坂分岐点 amazon
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(脳卒中の発作)宅次は起きぬけに朝刊を取りにゆき、茶の間へもどったところで、障子の桟につかまりながら、わからなくなった。
向田邦子 / かわうそ「思い出トランプ(新潮文庫)」に収録 amazon
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