骨がみりみり音を立てるほどの勇ましさ

目標ともいえる存在

安酒に酔った私は誰もおそろしいものがない。

平静さは静止の状態での勇気である。真に果敢な人間は常に穏やかである。決して驚かされず、何物にもその精神の均衡を乱されない。

（勇気ある者）そのような者は戦場にあっても冷静である。破壊的な大惨事の中でも落ち着きを保つ。地震にも動揺せず、嵐を笑うことができる。死の危険や恐怖にも冷静さを失わず、たとえば迫り来る危機を前にして詩歌をつくり、歌を口ずさむ。そういう人こそ偉大なる人と賞賛されるのだ。 文 づかいや 声音 になんの乱れも見せないことは、心の広さであり、私たちはそれを「余裕」と呼んでいる。そうした人は慌てることも混乱することもなく、さらに多くのものを受け入れる余地を残している。

狭い部屋はあっという間に人いきれに埋まった。

人間は死ぬと、一時間に摂氏一度の割合で体温は下降する

（新人）新芽のような初々しい新入社員。

駅前の大通りが見えてきた。車のクラクションやプラットフォームのベルや人込みのざわめきが、今までの静けさをどんどん消していった。

おとなしくて存在感が薄い