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(ショックを引きずって無気力な日々が続いている)僕はいつもTVの野球中継をつけて、それを見ているふりをしていた。そして僕とTVのあいだに横たわる茫然として空間をふたつに区切り、その区切られた空間をまたふたつに区切った。そして何度も何度もそれをつづけ、最後に手のひらにのるくらいの小さな空間を作りあげた。
村上春樹 / ノルウェイの森 作品を確認(amazon)
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頭の中が真っ白・茫然自失
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単語の意味
手の平・掌(てのひら)
手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌(たなごころ)。
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頭の中が真っ白・茫然自失の表現・描写・類語(思考・頭の中の状態のカテゴリ)の一覧 ランダム5
「え……?」尋恵は意表を衝かれて、思考が空転した。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
海の真中へ乗り出してしまったような茫然とした気持
林 芙美子 / 泣虫小僧 amazon
(頭が真っ白で何も聞こえない状態からの回復)彼女を包んでいた空白が消滅し、栓がとれたみたいにまわりの騒音が一挙に戻ってきた。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
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ぼくの思考は固い壁にぶつかり、そこから先には進めない。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
心にまたしてもカテリイヌの追憶が浮ぶ
岡本かの子 / 巴里祭
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