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(ショックを引きずって無気力な日々が続いている)僕はいつもTVの野球中継をつけて、それを見ているふりをしていた。そして僕とTVのあいだに横たわる茫然として空間をふたつに区切り、その区切られた空間をまたふたつに区切った。そして何度も何度もそれをつづけ、最後に手のひらにのるくらいの小さな空間を作りあげた。
村上春樹 / ノルウェイの森 作品を確認(amazon)
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頭の中が真っ白・茫然自失
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手の平・掌(てのひら)
手の平・掌・・・手首から先の、物を握ったときに内側になる面。掌(たなごころ)。
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「え……?」尋恵は意表を衝かれて、思考が空転した。
雫井 脩介「火の粉 (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
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ぼくの思考は固い壁にぶつかり、そこから先には進めない。
村上春樹「スプートニクの恋人 (講談社文庫)」に収録 amazon
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