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雨あがりのせいか、ぱあっと石油色に道が光っている。
林芙美子 / 新版 放浪記 ページ位置:67% 作品を確認(青空文庫)
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舗道・アスファルト
雨上がり・晴れ間がのぞく
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前後の文章を含んだ引用
......ている。 眼がさめてから厭 な気持ちだった。 寝床の中で詩を書く。 納豆売りのおばさんが通る。あわてて納豆売りのおばさんを二階から呼びとめて、階下へ降りてゆくと、雨あがりのせいか、ぱあっと石油色に道が光っている。まだあまり起きている家もない。雀だけが忙 わしそうに石油色の道におりて遊んでいる。何処からか、鳩も来ている。栗の花が激しく匂う。 納豆に辛子をそえて貰う。 私はこ......
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舗道・アスファルトの表現・描写・類語(道・道路のカテゴリ)の一覧 ランダム5
午後の陽ざかりで、舗道のアスファルトが溶けて、踏むとぷよぷよした
石坂洋次郎 / 青い山脈 amazon
産業道路としても利用されているこの道路は大型車が頻繁に通り、ディーゼルの黒煙や砂埃が絶えず舞っている。
羽田 圭介「ミート・ザ・ビート (文春文庫)」に収録 amazon
歩行者用信号が青になるのを待つ。車道を眺める。槿(人名)にはそれが川に思える。視界が狭くなり、光景の彩度が落ち、車道の上を、不定形の波を隆起させ、川が、右から左へとゆるゆる流れていく。歩道との境に設置されたガードレールは、その、緩やかに、たゆたう川が、道を逸れぬように、川べりから溢れぬように、と付きっ切りで見守る役割を果たしている。 川は、時に嵐に勢いを増すとはいえ、それ以外の時には、目立つとも目立たぬともいえぬ水面の揺れとせせらぎをたてる程度だ。
伊坂 幸太郎 / マリアビートル amazon
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雨上がり・晴れ間がのぞくの表現・描写・類語(晴れ・曇りのカテゴリ)の一覧 ランダム5
雲が少し切れて、五月の 陽 が家々の屋根に落ちてきた。
宮本 輝 / 螢川「螢川・泥の河(新潮文庫)」に収録 amazon
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「道・道路」カテゴリからランダム5
道幅は一メートルと少しというところだが、垣根がせりだしていたり、いろんなものが路上に置かれていたりするせいで、体を横に向けないことには通り抜けられないところも何ヵ所かある。
村上春樹 / ねじまき鳥と火曜日の女たち「パン屋再襲撃 (文春文庫)」に収録 amazon
舗装された道路は数十メートルごとになだらかに曲がっていて、細い川のようでもあった。
伊坂 幸太郎 / オーデュボンの祈り amazon
「晴れ・曇り」カテゴリからランダム5
おりから、雲の峰が一つ、太陽の道に当たったのであろう。あたりが翛然 と、暗くなった。
芥川龍之介 / 偸盗
神様が贈ってくれたとしか思えないような快晴
山口 瞳 / 私本歳時記 amazon
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