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(新郎におんぶされる)その背中は思った以上に、広く、頑丈で、この人に付いていけばこの先の人生に恐れるものは何もない、という安心感が体中に広がっていきました。
湊 かなえ「花の鎖 (文春文庫)」に収録 ページ位置:7% 作品を確認(amazon)
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頼もしい・堂々・立派
背負う・背中に乗せる
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前後の文章を含んだ引用
......る、と私の前にしゃがみました。申し訳ないのと気恥ずかしいので、重いからいいと断りましたが、和弥さんは、いいからいいから、と私をひょいと背負い、歩き出しました。 その背中は思った以上に、広く、頑丈で、この人に付いていけばこの先の人生に恐れるものは何もない、という安心感が体中に広がっていきました。「はいはい、ごちそうさま。和弥さんには美雪なんて重くもなんともないでしょうよ。なのに、重いからいいなんて、可愛すぎてつねってやりたいわ」「加代ちゃんたら失礼ね。......
単語の意味
背中(せなか)
背中・・・背の中央。背骨のあたり。動物の胴体の背骨のある側。胸や腹と反対の面で、両肩の間から腰のあたりまでの部分。背(せ)。背面。
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巌石の一群のような頼もしさ
室生 犀星 / 杏っ子 amazon
人間は竹のようにまっすぐでなくちゃ頼もしくない。
夏目 漱石 / 坊っちゃん amazon
(立派になった息子に)親の責務の一端が肩から降りた気もする
岡本かの子 / 母子叙情
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背負う・背中に乗せるの表現・描写・類語(動作・仕草・クセのカテゴリ)の一覧 ランダム5
荷物を背負って一人で出掛ける。《…略…》亀が這っているような自分の影が何ともおかしい。
林芙美子 / 新版 放浪記
風呂敷包みをまるでアンパンか何かのように子供らしく背後に隠して
林 芙美子 / 魚の序文「風琴と魚の町/清貧の書 (新潮文庫 は 1-4)」に収録 amazon
背中の荷物をゆすぶりあげて歩く。蝸牛 のような私のずんぐりむっくりした影。
林芙美子 / 新版 放浪記
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「動作・仕草・クセ」カテゴリからランダム5
目からも鼻孔からも 瞬く間に涙が 溢れ出て、十和子は両手で顔を隠す。
沼田 まほかる「彼女がその名を知らない鳥たち (幻冬舎文庫)」に収録 amazon
滾(こぼ)るように馬から下り
幸田 露伴 / 連環記 amazon
不覚の涙が白粉の砂漠に肉色の流れをつくる
武田 泰淳 / 風媒花 amazon
道でしゃがんで寝ている知らない猫をなでる子どもの手のように、こちらの様子を見ながらこわごわ、不器用になでる
綿矢 りさ「しょうがの味は熱い (文春文庫)」に収録 amazon
「性格・態度」カテゴリからランダム5
寒くもなければ暑くもない、囲いのうちの植物のような生活
宮本百合子 / 伸子
(風邪が)今さらもう治ったとは言いづらくなって、わざとせきをしてみせざるをえないくらい、彼は親切だった。
吉本 ばなな / ムーンライト・シャドウ「キッチン (角川文庫)」に収録 amazon
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