川の音(せせらぎ)の表現・描写・類語(音の響きのカテゴリ)の一覧 ランダム5
瀬鳴りの音が静寂の天地に澄みかえる
菊池 寛 / 恩讐の彼方に amazon
壁越しに聞く人の呟きのようにひそやかで、しめやかで、親しげな水のせせらぎ
大岡 昇平 / 野火 amazon
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「音の響き」カテゴリからランダム5
(不鮮明な声)その声はどこか遠い場所から、どこか遠い時間からやってきたようだった。声に聞き覚えはない。いくつもの曲がり角を曲がってきたせいで、それは本来の音色や特性を失っていた。残されているのは意味を剥ぎ取られた虚ろな反響に過ぎない。
村上 春樹 / 1Q84 BOOK 3 amazon
雨音の底を嘗(な)めるようにサンダルの音が近づいてくる
連城 三紀彦 / 棚の隅 amazon
「水面・水中・水辺」カテゴリからランダム5
白い牙のような波の歯をむきだしている冷たい海
遠藤 周作 / 沈黙 amazon
漣(さざなみ)に浮かんだ油の汚点が、ひとりでに伸び縮みしながらひろがって行く、ものうい内海
福永 武彦 / 草の花 amazon
山陰の山は、瀬戸内の白く霞んだ淡々しさとは違い、深い色を隠しもっていた
高樹のぶ子 / その細き道(追い風) amazon
恐ろしい勢いで二人の巨人のような大浪が、もつれ合い、撓み合って
前田河広一郎 / 三等船室「現代日本文学大系 (59)」に収録 amazon
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